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歯槽膿漏って何ですか?

左の絵を見て下さい。通常私達の歯は歯槽骨と呼ばれる骨の中に植わっています。絵の左側は健康な状態を、右側は歯槽膿漏になっている状態を表しています。

歯槽膿漏とは、この歯槽骨がだんだん溶かされて無くなっていく病気です。進行するに連れて歯はグラグラし始め、最終的には歯を抜かなければならなくなります。

ではどうして歯槽骨が溶かされるのでしょうか?それは歯垢と呼ばれる歯についた汚れが原因です。歯垢の中には細菌が無数に生息しています。と、言うよりも歯垢は細菌が作り出したものなのです。

私達の体は細菌に感染すると、色々な方法で、何とかそれを排除しようとします。この場合一番確実な排除方法は何でしょうか。それは歯を無くしてしまうことです。歯がなければ歯垢は付かないけですから。歯を無くす、つまり歯を体から追い出そうとして、我々自身が持っている免疫の働きにより、自分自身の歯槽骨を溶かし始めるのです。



レントゲンで見た歯槽膿漏の進行と組織の変化
まだ、歯槽膿漏になっていない時の歯ぐきのレントゲン写真です。 歯槽骨に吸収が起こり歯が少しグラグラし始めた状態の歯ぐきのレントゲン写真です。歯石の付着も見られます。
治療法
一言で言ってしまえば、歯に付いた汚れを取る、と言うことです。では、誰が取りますか?
それは、あなた自身です。

一番上の絵に歯石が描かれていますが、これは歯垢が石灰化したものです。歯石は歯にこびりついているので、ご自分で取るのは不可能です。確かにこの場合は、歯科医院へ行って取らなければなりません。しかし問題は取った後です。歯科を受診して処置を受けることは、治療の初期段階でしかありません。大切なのはその後どれだけ自分で口の中を清潔に保てるかと言うことです。

毎日ほんの少しでも意識して歯を磨いた人は、ずっと先になって、すばらしい財産を手にしていることでしょう。



 
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